【2023】アジアンタイヤのおすすめ27選｜静粛性が高いハイグリップタイヤも

自動車のタイヤは高価な上に、定期的に交換しなければいけないので、維持費を抑えたい人も多いです。そんな方におすすめなのが、アジアンタイヤです。国産のタイヤよりも圧倒的に安価なので、予算があまりない方でも気軽に購入できます。

日本以外のアジアメーカーのタイヤの品質には不安を感じる方も多いですが、最近では自動車の標準タイヤとして採用される場合もあります。国産のタイヤと同様に、商品の種類が豊富にあるので、どんな製品を選んだらいいか迷う方も多いです。

そこで今回は、アジアンタイヤの選び方について詳しく解説した上で、高品質でコスパに優れたアジアンタイヤのおすすめ商品を紹介します。静粛性に優れたコンフォートタイヤ・安くて静かなタイヤ情報なども必見です。

最も標準的なタイプであるサマータイヤは、他の種類の製品に比べて安価で、気軽に手に入れられるのが魅力です。溝が深く排水性能に優れているので、降水量の多い梅雨の時期でも、スリップしづらく安全に走行できます。高い耐熱性を持ち、真夏の路面でもゴムが軟化せず、摩耗しづらいので長期間使えるのもメリットです。

冬用の製品であるスタッドレスタイヤは、値段が高く購入しづらいイメージがありますが、アジアンタイヤであれば激安価格で購入できます。安価な分グリップ性能は抑えられていて、豪雪地帯ではタイヤが滑る場合があります。ゴムの耐熱性が低く、路面の温度が高い状態で走行すると寿命が縮むので、夏場はサマータイヤに付け替えましょう。

春から冬まで使えるオールシーズンタイヤは、凍結路以外の幅広い路面状況に対応しているのが特徴です。タイヤ交換を行う手間を省けて、使わないタイヤの保管場所も確保する必要もないので、自動車のメンテナンスを楽に行いたい方におすすめです。他のタイプのタイヤに比べて高価ですが、交換費用がかからないのも魅力的です。

タイヤのウエット性能はa～dの4段階で表され、等級が高いほど制動距離が短くなるので、安全性が高まります。スポーツタイヤの方が、ノーマルタイヤよりもウエット性能が高くなる傾向がありますが、ドライ性能に特化したセミスリックタイヤも存在します。雨天時も安全に走行したい方は、溝がしっかり付いたハイグリップタイヤを選びましょう。

タイヤの省エネ性能はC～AAAの5段階で表され、AAAに近いほど転がり抵抗が少なくなるので、燃費がよくなります。よく転がるタイヤほど止まりにくくなるため、一般的なタイヤは転がり抵抗よりも燃費を重視して設計されます。車の維持費を抑えたい方は、ノーマル・エコタイプのアジアンタイヤがおすすめです。

ロードノイズとは、路面とタイヤがぶつかり合って生じる騒音であり、特有の重低音が生じるのが特徴です。サイドウォール剛性が高ければ、タイヤの変形・振動が抑えられるので、騒音や乗り心地が改善されます。ロードノイズが気になる方は、タイヤの側面に補強材が入った、コンフォートタイヤがおすすめです。

タイヤのサイズは、タイヤ幅・扁平率・リム径の3つで表され、車種によって適合サイズが異なります。合わないサイズのタイヤを取り付けると、車体を破損させる危険性があるので、タイヤを購入する前に確認しておきましょう。

タイヤの素材・溝の形状だけでなく、扁平率によっても、グリップ性・燃費・乗り心地等の性能が変わります。インチアップを行うと扁平率が小さくなるため、運動性能やデザイン性は改善されますが、燃費や乗り心地は悪化します。

台湾の大手タイヤメーカーであるナンカンは、コストパフォーマンスに優れているため、日本で高い人気を誇ります。中国のタイヤに比べて、走行性能と品質に優れているので、安くていいアジアンタイヤを探している方におすすめです。

タイヤサイズのラインナップも充実していて、スポーツカー等の大型車に対応しているのもメリットです。とくに人気なのが、静粛性に優れた「NK COMFORT AS-1」です。安くて静かなタイヤを探している方は、一度検討してみてください。

中国最大級のタイヤメーカーである中策ゴムは、日本ではGOODRIDEのブランド名で販売しています。日本では知名度が低いものの、2017年に販売店ができてから、GOODRIDEのタイヤが簡単に手に入るようになりました。スポーツタイヤであるSA37は、高いグリップ性能を持つので、走行性能を重視する方におすすめです。

韓国の大手タイヤメーカーであるクムホは、バス・タクシー用の製品も販売しているのが特徴です。クムホのタイヤは高品質で、新車の標準タイヤとして使われる場合があるので、商品の信頼性を重視する方に向いています。エコタイヤのラインナップが充実していて、乗り心地も優れているため、街乗り用のタイヤを探している方にもおすすめです。

台湾で最も大きな、正新ゴム工業のブランド名がMAXXIS（マキシス）であり、耐久性の高さで定評があります。マキシスのオフロードタイヤは、見た目がゴツく走破性に優れているので、悪路を走行する機会が多い方におすすめです。販売車種も幅広く、SUV等の四輪車だけでなく、二輪車用タイヤも積極的に取り扱っています。

韓国のHANKOOK（ハンコック）は、韓国1位・アジア3位・世界7位に業績を伸ばしている注目のメーカーです。グリップ力の高いventus V12・燃費効率の高いenfren eco・冬用プレミアムタイヤDynapro i*ceptなどがあります。高い技術が評判で、国内外のモータースポーツ競技会で公式タイヤに指定されているほどです。

台湾のタイヤメーカーKENDA（ケンダ）は、スポーツ向けのタイヤが豊富です。カーブの多い山道も走りやすいので、アウトドア好きなドライバーに向いています。1本2,000円台など、お手頃価格なタイヤが多いのも特徴です。車以外にもオートバイや自転車のタイヤも出しています。

「アジアンタイヤはなぜ安い？品質がやばい？」などと気になる方は多いのではないでしょうか。アジアンタイヤは、労働力を安く抑えつつ、生産に必要な機械類も安く入手できるため、大幅にコストを削減でき、安価で提供できます。

低価格で購入できるため、品質が低いと思われがちですがそんなことはありません。なかには大手メーカーとの技術提携や独自の技術開発などを行い、品質が高いアジアンタイヤを提供しているメーカーも。韓国のクムホ・ハンコックなどのメーカーは、品質も高く安いアジアンタイヤメーカーとして人気があります。

タイヤの溝には、排水を行ったり走行を安定させる役割があるので、溝がしっかり付いているほど安全性が高いです。一部のアジアンタイヤは、溝がほとんどなく、雨の日にスリップする危険性があります。

濡れた路面の滑りにくさを表すウエット性能は、日本自動車タイヤ協会のラベリングが行われていれば、a～dの4段階で示されています。安全性の高いタイヤを求めている方は、b以上のウエット性能を持つ製品がおすすめです。

自動車に適合するタイヤサイズの範囲は限られているので、幅広い車種に対応させるためには、タイヤサイズのラインナップを充実させる必要があります。日本の一流メーカーでは、20種類以上の大きさのタイヤを取り揃えています。

しかし、無名メーカーでは製造コストを抑えるために、3～5種類のタイヤサイズしか用意されていません。タイヤサイズが少ないメーカーは、品質管理もまともに行われていない場合が多いので、不具合を起こす危険性が高まります。

一部のタイヤメーカーでは、自社商品がなく、中古のタイヤを横流しして転売している会社も存在します。低品質な粗悪タイヤを販売している業者は、日本向けの販売会社やHPが用意されていないのが特徴です。

タイヤメーカーの販売会社・HPの有無は、検索機能を活用すると簡単に把握できます。アジアンタイヤを選ぶ時は、購入前に該当するタイヤメーカー名を入れて検索を行い、粗悪品をつかまされないようにしましょう。

アジアンタイヤは、国産タイヤに比べて圧倒的に安く、コスパに優れているのが魅力です。アジアンタイヤの選び方について詳しく理解して、利用用途や愛車に合った製品を選べるようにして、自動車の維持費を抑えましょう。こちらも合わせてご覧ください。