【2023年最新版】ミニバンタイヤのおすすめ10選【相場・静粛性も】

ミニバンタイヤは、ミニバン専用に設計されたタイヤです。ミニバンは車内空間が広く、大人数で移動するときや、たくさんの荷物を運ぶのにとても便利です。仲間同士でレジャーに向かう際や、家族で出かけるときに大活躍します。

とても便利なミニバンですが、その設計上どうしてもタイヤに負担がかかってしまいます。車高と重心が高い分、カーブや車線変更など左右に曲がる度に外側のタイヤの外肩に負荷が集中して、その部分の摩耗が極端です。また、風の影響を受けやすく車体がふらつきやすくなっています。

そういった問題を解決したのがミニバン用タイヤです。外側の摩耗に強くふらつきも抑制されており、静粛性も高いので、寿命も長く快適性も向上しています。この記事では、ミニバンタイヤの選び方・静粛性・安いものはいくらかなどの相場・おすすめのミニバンタイヤをご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

ミニバンタイヤは不要との声もありますが、専用タイヤにはたくさんの方を乗せても快適に走行できるなどのメリットがあります。ポイントを2つあげるので確認しましょう。

ふらつく問題はミニバンにとって重要なポイントです。車高が高くて横揺れが発生しやすくなってしまうからです。座席の位置も高いですし、多人数乗車も可能なので重量が増加し、重心が上がってしまいます。

よって、しっかりしたタイヤを履かないとふらつきが強くて、不快感を高めてしまいます。ミニバンを安全に快適に走行したいとお考えなのであれば、しっかりとふらつき抑制のあるミニバンタイヤ選びをしましょう。

摩耗寿命に関しても、ミニバンタイヤの方が長いです。それにはミニバンが持つ特性が関係しています。外に振られる力が強く働き、外肩を極端に摩耗する減り方が発生します。

外側のタイヤに負担がかかり、タイヤの一ヶ所だけでも溝の減りがスリップサインを示してしまうとタイヤ交換をしなければなりません。その点でミニバンタイヤは大型ブロック配置・コンパウンドを採用・負荷分散の骨格構造などで偏摩耗抑制が行えます。

サイズを選びも安全に快適な走行を手助けする大事な要素です。しっかりサイズを合わせるのが大切で、主に15～16インチが主流です。

タイヤサイズによって価格も変動します。タイヤが大きいとホイールも大きいサイズになるので、ホイール価格も上がります。また、交換も簡単に行えない場合が多いです。大きいサイズはインパクトを足元から放ち、デザイン性を向上してくれるメリットがあります。

タイヤサイズが小さい＝正しいわけではなく、自分の求めているタイヤを探すのが大切だと考えましょう。インチアップすればカッコよさがアップしますが、タイヤ維持費もアップします。

偏摩耗性に注目してみましょう。車重は重く、大きいミニバンはカーブなどで横に振れるときにタイヤがすり減りやすく、特にショルダー部分への負担が大きい特徴があります。

そのため、ミニバンタイヤの中でも、特に偏摩耗を受けやすい部分に高剛性としたタイプのミニバンタイヤを選ぶのがおすすめです。それを選ぶことで、タイヤの寿命を延ばすのにもつながります。

また、車幅が広いミニバンは走行していると縁石などでタイヤを擦ってしまう経験をされた方も少なくないようです。そういった面でも、偏摩耗性の強さと同時に、サイド部分がしっかりしたミニバンタイヤを選びましょう。

低燃費にも一役買ってくれるのがミニバンタイヤです。ミニバンというと他の車種と比べて、たくさんの方が乗れますし車重も増加します。それによって燃費性能を低下させてしまう場合もあります。

そのため、ミニバンタイヤの中でも転がり抵抗を低減させた燃費性能の良好なタイヤを選ぶのが大切です。燃費の悪いデメリットをしっかりとカバーしてくれます。燃費の気になる方は、ぜひミニバンタイヤの中でもエコタイヤを選ぶようにしましょう。

ただし、転がり抵抗だけにこだわってタイヤ選びをするのは気を付けましょう。転がり抵抗が少なくなるのはグリップ力の低下を招くことにもなるからです。実際には両方とも重要な要素ですので、両立したモデルのミニバンタイヤ探しが大切です。

ミニバンは車高の低いセダンタイプの車と異なり、車高が高いため不安定になります。車高が高いと風に煽られやすいです。また、スピードを出している高速運転時に車線変更を行う際にも顕著にふらつきが出現します。

不安定な部分を改善するミニバン専用タイヤが販売されています。タイヤ幅を広げて安定感を持たせたり、接地面を安定感を持たせられるようにアレンジさせたりとさまざまなタイプが登場しています。

家族で出かけるときにも活躍するミニバンです。ふらつきによって生じる不安をなるべく抑えるために、安心して走行できるミニバンタイヤを選びましょう。

走行していると発生するのがロードノイズです。走行スピードが上がると音も大きいです。また、ミニバンの車内構造は3列シートがほとんどですが、後輪の真上にくる3列目付近はもっともノイズ音が大きくなり、車内へと音が響いてしまいます。

ロードノイズは、大人数でにぎやかに話しているときはあまり気にはならないかもしれません。しかし、一度気になり出すと話していてもノイズ音が気になり始めます。少ない人数でもロードノイズがないほうが声が届きやすいです。

ミニバン専用タイヤには、これらのロードノイズを拾いにくいピッチを採用したタイプやノイズ吸収構造のタイプが出ています。それらが含まれる静粛性の高いタイヤを選ぶようにすれば、静粛な室内環境を獲得できます。

ミニバン専用タイヤでなくても、自分の車に合うタイヤであれば使えます。しかし、ミニバン専用タイヤをは、ミニバン特有のデメリットをカバーしてくれる作りになっているため安心です。

人それぞれ、重視したい点や自分のこだわりから選ぶのもおすすめです。しかし、タイヤ選びに慣れていない方や判断に迷う方は、ミニバン専用タイヤをチェックしてください。

ミニバンタイヤを購入する際は、価格を抑えたいものです。ミニバンタイヤのおおよその相場は1万〜5万円です。タイヤサイズや性能に応じて価格が高くなるので、しっかりとスペックを確認しましょう。

なかには、相場を大きく下回る激安タイヤもあります。あまりにも安いと不安になってしまいますが、スペックや口コミ・レビューをよく確認して失敗を防げます。価格だけで判断せず、しっかり調べてコスパのいいミニバンタイヤを選びましょう。

ブリヂストンは日本のタイヤメーカーでトップ3に入ってきます。ブリヂストンのミニバンタイヤは低燃費が魅力的なエコピアのNH100シリーズなど力を注いでいる分野です。

2019年にはプレミアムREGNO GRV2・スポーツコンフォートタイプのPlayz PXーRV・コンフォート上位モデルのECOPIA NH100 RVを販売していきます。

ミニバンタイヤ分野では他社を牽引する立場に合ったブリヂストンですが、魅力ある製品を続々販売しており、更に他者を引き離せるか気になる存在です。タイヤとしてのスペック面も非常に評価が高いです。

TOYOタイヤはミニバンタイヤのカテゴリーを創出した先駆者です。その実績もミニバンタイヤ販売数上位に入ってきます。1996年にミニバンブームが到来して販売台数を伸ばしました。TRANPATH MPシリーズはその当時、注目を集めました。

ミニバンタイヤというカテゴリーができて以来、更に細分化が図られ、上質な「プレミアムタイプ」・高速運転で安定した性能を発揮する「スポーツタイプ」・静かな室内空間と乗り心地を提供する「コンフォートタイプ」「低燃費タイプ」が誕生しています。

2019年をみると、TRANPATHシリーズ6代目が登場しています。ラグジュアリーさを追求したTRANPATH Lu2やコンフォートタイプやスタンダードタイプをフォローするTRANPATH mpZ、上級ミニバンに対応したTRANPATH MLが注目モデルです。

グッドイヤーは海外メーカーながら、ミニバンタイヤ市場に登場しています。あまり強い印象を持たせない地味なポジションにいるかのように購入側には映ります。

2015年に日本グッドイヤー(住友ゴム)がアメリカのGoodyear社との提携を解消し、完全子会社化がなされました。これは何を意味するのかというと、米Goodyear社の販売したいラインナップに移行していきます。

これまでは日本グッドイヤー(住友ゴム)として、ミニバンタイヤ市場で販売実績がありました。そして子会社化したことによる混乱(販売タイヤの急激な変化など)を招かないように対応が図られています。タイヤ自体の品質はいいので、今後の動向に注目です。

ダンロップのミニバンタイヤはスタンダードタイプからコンフォートミニバンタイプを主軸に販売を手掛けています。エナセーブシリーズが有名です。エナセーブは、2015年で5シーズンを迎えます。

ダンロップはエナセーブ RV504からエナセーブ RV505へ進化しました。これにより、FUNBARI TECHNOLOGY(ふんばりテクノロジー)が採用されて、より走行性能が安定するようになりました。

ミニバンタイヤとしてののヨコハマタイヤは、現在ではBluEarth RV-02が存在感を発揮します。それ以前のヨコハマタイヤのミニバンタイヤシリーズはDNAシリーズがあります。2007年にはワンランク向上させたDNA GRAND mapが登場し快適性を与える存在となっています。

その後、環境と人に優しい製品作りをコンセプトテーマにBluEarthシリーズが登場しました。ミニバンタイヤとしてはBluEarth RV-01が最初の登場です。BluEarthはDNA GRAND mapのよさを継承し、ふらつき感を抑える性能も兼ね備えたミニバンタイヤです。

そして、現在のBluEarth RV-02は、新サイズを3つ追加しています。ハイト系コンセプトカーや軽カー向けのRV-02CKを投入など行い、より販売車種を広げています。

タイヤの寿命でよく言われるのが「3万ｋｍ、3年」です。それを超えてくるようなら、長距離走行は控えた方が無難と言われています。それもしっかりとしたタイヤ保管が行えている場合です。保管場所が劣悪な環境である場合は、もっと寿命が早いです。

タイヤ保管の時には、タイヤカバーを使用しましょう。タイヤを屋外に放置しておくと劣化を進行させてしまいます。屋内保存できない環境の方は、積極的にタイヤカバーを付けるようにしましょう。

置き方に合わせて縦置きならフルタイプでかぶせるものや、横置き派には1本ずつカバーできるものもおすすめです。素材も簡単に破けてしまうものではなく、300デニール以上のポリエステル素材が理想といえます。

ミニバンタイプ選びもポイントを押さえた購入が大切です。走行時に何を大切にするかを思い浮かべながら購入すると、理想的なミニバンタイヤと出会えるはずです。あなたの要望にピッタリ合ったミニバンタイヤを見つけて、ワンランク上のドライブを楽しんでください。