ダンロップのタイヤおすすめ5選|気になる価格や性能など詳しく紹介

ダンロップはイギリスを拠点とする世界的なタイヤメーカーです。ほとんどのタイヤ販売店で取り扱われ、日本でも知名度の高いタイヤです。世界で初めて空気タイヤを開発したのもダンロップで、今でも高い技術力を誇っています。

そんな、ダンロップは軽自動車からスポーツカーまで幅広い車をカバーするタイヤをラインナップしています。しかし、タイヤ交換の際に山積みされたタイヤを見ると、どれを選べばいいか迷ってしまいます。

タイヤ選びの第一歩は、メーカーとブランド選びです。メーカーとブランドが絞れれば愛車に着装するタイヤは絞られてきます。そこで今回は、迷いの多いタイヤ選びが少しでも楽になればという願いから、ダンロップタイヤのラインナップの特徴と、おすすめのタイヤを紹介します。

ダンロップの高い技術力は世界中で認められ、海外車メーカーの標準タイヤとして使われています。日本でもトヨタや日産の車に標準着装されるなど、自動車メーカーも厚い信頼を寄せています。

日本でのタイヤ製造は「住友ゴム」で行っています。同じ住友ゴムが作る「FALKEN」もダンロップグループで、ダンロップと同じ技術を用い、高い低燃費性能や運動性能を持っています。価格的にダンロップに比べ安いので、価格重視の方はダンロップファルケンブランドも狙い目です。

ダンロップのサマータイヤには下に示したようなブランドがあります。

• 高級タイヤの「VEURO（ビューロ）」
• コンフォートタイヤの「LE MANS V（ル・マンファイブ）」
• 低燃費タイヤの「ENASAVE（エナセーブ）」
• 4WD・SUV用の「GRANDTREK（グラントレック）」
• スポーツ用タイヤ

それぞれのタイヤの特徴を知って最も愛車に合ったタイヤを選びましょう。

ダンロップのスタッドレスタイヤのシリーズは「WINTER MAXX（ウインターマックス）」で4種類のモデルを持っています。普通乗車ならプレミアムな氷上性能特化型の「03」またはトータルバランスの取れた「02」、SUV用なら氷上性能に優れた「SJ8+」、商用車などのバンなら操縦安定性のある「SV01」がおすすめです。

最近注目度の高いダンロップのオールシーズンタイヤは「ALL SEAZON MAXX」シリーズで、乗用車に最適な「AS1」と商用車に最適な「VA1」の2種類のラインナップです。雪が積もっても薄っすらと積もる程度の地域にお住まいの方であれば、シーズンごとのタイヤ交換の必要がなく、タイヤの保管に困らない経済的なタイヤです。

 優れた快適性と静粛性、そしてウェット性能を持ち合わせたプレミアムタイヤです。タイヤのたわみ方の工夫によりコーナーリング性能も高められています。転がり抵抗性能はA、ウェットグリップ性能はaですが、リム径が19インチ以上ではbです。セダン・ミニバン・コンパクトカーなどにおすすめで、対応は15～21インチです。

優れた静粛性と優しい乗り心地を実感しながら快適走行が楽しめるサイレントコアを搭載したコンフォートタイヤです。車内で音楽や会話が楽しめる静かさと、乗り心地のいい車にしたい方におすすめのタイヤです。14～20インチまでの対応で、セダン・ミニバン・コンパクトカー・軽自動車などに対応しています。

エナセーブには3つのシリーズがあります。「エナセーブRV505」はミニバン専用で横風や積載量が多いときにも安定した走行ができます。「エナセーブ EC204」は低燃費に加えタイヤを長持ちさせたい方におすすめです。「エナセーブ NEXTⅢ」は、3つの中で最も低燃費性能が高く雨の日の走行にも強いタイヤです。

ダンロップの優れた静音技術を支えているのが独自開発のサイレントコアです。特殊吸音スポンジを使って、タイヤのパターンノイズやロードノイズの他に、今まで解決の難しかった高速道路などの継ぎ目を通過した際に発生する、タイヤ内部で空気が共鳴する音の軽減を図っています。タイヤブランドではコンフォートタイヤの「ル・マン ファイブ」と「ビューロ」に搭載されています。

タイヤ選びは性能だけでなく価格とのバランスで選ぶのがおすすめです。タイヤ交換は4本同時に行うのが一般的ですが、4本になると意外に大きな価格差が出てきます。ここでは、 215/60R16サイズの乗用車向けのサマータイヤの価格を比較します。

価格は2022年7月5日のダンロップ公式オンラインストアの価格です。

オンロード向けのグラントレック は「PT3」で、高い走行性能と環境性能を備えています。楽しいSUVの運転のために、高次元の走行性能の追求と操縦安定性能・ウェット性能の向上を実現しています。さらに、低燃費性能や耐摩耗性能も向上させています。SUVでもオフロード走行はほとんどしない方におすすめのタイヤです。

グラントレック の「AT5」がオンロードでのライフ性能とオフロードでの走破性とのバランスがいいオールラウンド型のSUVタイヤです。悪路を走破する力強い推進力やグリップ力と水に濡れた走路でも安心な高いウェット性能で、街乗りもできます。普段は街乗りで使い、趣味でオフロードを走る方におすすめのタイヤです。

本格的なオフロード走行には、グラントレック の「MT2」がおすすめです。オフロード愛好者からの人気も高く、多くの愛用者がいます。同じMT2でも、オフロード走行にオンロードも考慮したワイドタイプと、オフロード・マッド性能に特化したナロータイプの2種類があります。ナロータイプのトレッドパターンはブロック間隔が大きく空いています。

サーキット走行を楽しみたい方にはスポーツタイプのディレッツァの「 ZⅢ（ ズィースリー）」がおすすめです。サーキットでのLAPタイムを短縮するためのスポーツタイヤで、優れたグリップ力は高速走行で力を発揮します。ディレッツァはサーキットドライバーから多くの支持を集めてきたタイヤですが、ZⅢでさらなる進化を遂げています。

スポーツドライビングを楽しみたい方にはディレッツァの「DZ102」がおすすめです。スポーツカーはもちろん、セダンやステーションワゴンでもスポーティな走りが楽しめます。前モデルのスポーツタイヤ（ DZ101）と比較して走行性能はもちろん、耐摩耗性能が28％・静粛性能が26％向上しています。

空気圧が0になっても、ある程度安定走行できるランフラットタイヤというものがあります。ダンロップでは「SP SPORT MAXX 050NEO」がランフラットタイヤです。ダンロップの独自技術でタイヤ側面の強化を図り、パンク時でも時速80km程度で80km程度走れます。車両側のタイヤ空気圧警報装置と連動することで、安全に使用できます。

タイヤ側面に「195/65R15　91H」「X4715」などと表示されています。その数値等の意味は下のようになっています。

• 195：タイヤ幅（mm）
• 65：扁平率（%）　タイヤの断面幅に対する断面高の比率
• R：ラジアルタイヤ　現在はほぼ全てがラジアルタイヤ
• 15：リム径（インチ）　適合するホイールの直径
• 91：ロードインデックス　規定の条件下でのタイヤ1本の最大負荷能力（91は615kg）
• H：速度記号　規定の条件下で走行できる最高速度（Hは時速210km）
• X47：製造週（この場合47週）
• 15：製造年（この場合2015年）

軽く積もった雪や、シャーベット状の路面などにはオールシーズンタイヤは有効に働きます。ただし、路面が凍結した場合は効果がありません。また、雨天時も含めた一般走行はサマータイヤが優れ、雪道・凍結道の走行はスタッドレスが優れています。それを承知で雪道では、速度・急ハンドル・急ブレーキを避け、慎重に運転しましょう。

「高速道路冬用タイヤ規制」に対応しているオールシーズンタイヤならば、冬用タイヤ規制の高速道路の走行ができます。オールシーズンタイヤを現在着装している方やこれから購入を考えてみえる方は、タイヤのサイド部分に「M+S」の表記があるか確認しましょう。「M＋S」は「マッド＆スノー」の意味です。

非対称パターンのタイヤとは、タイヤの地面と接する面の溝の形が左右異なっているタイヤで、タイヤの側面に「IN」「OUT」の表示があります。この「IN」と「OUT」さえ守ればタイヤローテーションに問題はありません。ただし、「DIREZZA 86R」「DIREZZA86RW」は決まった回転方向があり、「DIREZZA 87R」は右用と左用があります。

ガソリンスタンドなどで「タイヤにヒビが入っているからタイヤ交換の時期ですよ」と指摘されることがあります。しかし、クラックがタイヤ内部のコードに達していなければ交換の必要はありません。しかし、ヒビ割れを指摘されヒビが多く見えるようになったら要注意です。日常点検でヒビが内部のコードに達していないか確認しましょう。

ダンロップは数あるタイヤメーカーの中でも信頼性の高いメーカーで、どれを選んでも安心できるタイヤです。自分の愛車に適合した好みのダンロップのタイヤで安全・安心なドライブを楽しみましょう。

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