TOYOタイヤおすすめ22選｜なぜ安い？評判やどこで買えるのかを紹介

1945年に現在の東洋紡が東洋ゴム工業を設立したのがTOYOタイヤの始まりです。国内ではブリヂストン・住友ゴム（ダンロップ・ファルケン）・ヨコハマに次ぐ有数のタイヤメーカーです。

ミニバン専用タイヤの「TRANPATH(トランパス)」は多くの愛用者がいる有名なタイヤですが、それ以外にも高品質なタイヤを高コスパの安い価格で数多くラインナップしていると評判です。種類が多いだけにタイヤの選び方が難しくなっているところも見受けられます。

そこで今回は、TOYOタイヤの各シリーズの魅力や選び方のポイントを解説していきます。また、人気のおすすめタイヤも紹介します。愛車に適合して快適に乗れるTOYOタイヤで安全で快適なドラブに出かけましょう。

高い技術力を持つTOYOタイヤの特徴の一つに、専用タイヤのラインナップがあります。SUVやスポーツ専用タイヤはもちろん、ミニバンや軽自動車専用のラインナップがあり、その車種の魅力を最大限引き出せるタイヤを開発しています。

また、同グレードのタイヤなら、他の日本メーカーより安い価格で手に入ります。なぜ安いのか気になりますよね。自動車メーカーが新車価格を抑えるため、価格と品質を落としたTOYOタイヤのモデルを搭載している場合もあります。TOYOタイヤは品質が悪いなどの評判がありますが、技術力には定評があります。

SD-7 (エスディー・セブン)シリーズは、低燃費性能と耐摩耗性能を両立した低燃費タイヤです。価格も比較的安くお財布にも優しいタイヤです。

• SD-7：基本性能にロングライフを加味したスタンダード低燃費タイヤ（セダン・スポーティー）
• SD-K7：基本性能にロングライフを加味した軽・コンパクト用タイヤ（軽自動車・コンパクトカー）

PROXES (プロクセス)シリーズは、高速安定性を基本にあらゆる状況下でも常に高いパフォーマンスを発揮するタイヤです。9種類のラインナップです。

• PROXES Sport SUV：ウェット性能に秀でたSUV専用モデル（SUV）
• PROXES CL1 SUV：上質な静粛性を楽しめるSUV専用低燃費タイヤ（SUV）
• PROXES STⅢ：2021年9月発売のSUV専用ラグジュアリードレスアップタイヤ（SUV）
• PROXES TR1：確かなグリップ力を持つスポーティタイヤ（スポーティー）
• PROXES Sport：ウェット性能に優れたウルトラ・ハイパフォーマンス（セダン・スポーティー）
• PROXES C1S：静かな走りの高次元コンフォート・クルージング性能（セダン・スポーティー）
• PROXES R1R：高いグリップ力を持つリアルスポーツラジアル（スポーティー）
• PROXES R888R：走りを追求したモータースポーツ用タイヤ（スポーティー）
• PROXES R888R Drift：ドリフト競技向けタイヤ（スポーティー）

NANOENERGY (ナノエナジー)シリーズは、低燃費性能とウェット性能を両立したタイヤです。2種類のラインナップです。

• NANOENERGY 3PLUS：ウェット性能に優れたスタンダード低燃費タイヤ（セダン・スポーティー・コンパクトカー）
• NANOENERGY 3：基本性能と摩耗ライフを両立した低燃費タイヤのスタンダード（セダン・スポーティー・コンパクトカー）

OPEN COUNTRY (オープンカントリー)シリーズは、SUV・CCV専用のタフな走りを可能にするオフロードタイヤのシリーズです。6種類のラインナップです。

• OPEN COUNTRY M/T：オフロード用、タフネス構造のアグレッシブなタイヤ
• OPEN COUNTRY M/T-R：オフロードレース用、シリーズ最高の悪路走破性
• OPEN COUNTRY R/T：オフロード・オンロードどちらも走れるタイヤ
• OPEN COUNTRY A/TⅢ：オンロード・オフロードどちらも走れる新作（2022.07.01発売）
• OPEN COUNTRY A/T EX：ドライ・マッドをスマートに走り抜けるタイヤ
• OPEN COUNTRY U/T：静かで快適な乗り心地を実現する都市型仕様

TRANPATH (トランパス)シリーズは、ミニバン・軽自動車・ラグジュアリーミニバンなど、それぞれの車の特徴に合わせた専用タイヤです。4種類のラインナップです。

• TRANPATH mp7：ミニバン専用タイヤ（ミニバン・軽自動車・コンパクトカー）
• TRANPATH mpZ：ミニバン専用スタンダードタイヤ。（ミニバン・コンパクトカー）
• TRANPATH LuⅡ：ラグジュアリーミニバン専用タイヤ。（ミニバン）
• TRANPATH LuK：軽自動車専用タイヤ（軽自動車）

STUDLESS TIRE (スタッドレスタイヤ)シリーズは、いろいろな車種に合わせた5種類のラインナップです。

• OBSERVE GIZ2：高度なアイス性能と持続する効きを実現
• Winter TRANPATH TX：背の高い車両向けに開発されたハイト系専用スタッドレス
• OBSERVE GSi-6：幅広い路面で使いやすいSUV／CCV専用スタッドレス
• OBSERVE W/T-R：荒れた氷雪路や雪深い路面も走れるSUV専用スタッドレス
• OBSERVE GARIT GIZ：バランスのとれた氷雪上性能を発揮するメジャースタッドレス

ALL SEASON TIRE (オールシーズンタイヤ)シリーズは、スノー・ドライ・ウェットすべてをカバーする全天候型のタイヤです。2種類のラインナップです。

• CELSIUS：全天候型オールシーズンタイヤ
• CELSIUS CARGO：ビジネスバン専用オールシーズンタイヤ

通常走行であれば燃費性能・静粛性・ウェット性能などに優れたノーマルタイヤがおすすめです。ノーマルタイヤの寿命はおおよそ4～5年で、ひび割れがタイヤ内部に達したら交換しましょう。冬季にスタッドレスに付け替えればもう少し長持ちします。オールシーズンタイヤは季節の付替えがいらず便利ですが性能は多少落ちます。

スタッドレスタイヤは雪道や凍結した道路を走れるタイヤです。スタッドレスの寿命は3～4年程度で、タイヤの摩耗以外にゴムの硬化でも交換が必要になります。年に2回の交換費用がかかり、タイヤ保管も必要になります。雪は積もっても薄っすらで道路凍結のない地域の方であればオールシーズンタイヤといった選択肢もあります。

タイヤ交換は今着装しているタイヤと同じサイズが原則です。むやみにタイヤサイズを変えるとタイヤの外径や幅が変わり下のようなトラブルが起こる場合があります。

• タイヤがボディやフェンダーと接してしまう
• スピードメーターや走行距離が正しく表示されなくなる

インチアップでは、タイヤの外径はそのままで、ホイールサイズを大きくします。そのために扁平率の小さいタイヤが着装できます。インチアップのメリットは、見た目の格好よさやハンドリングの向上・ブレーキング性能のアップなどが期待されます。しかし、乗り心地や燃費は悪くなりますので、タイヤ専門店と相談しながら慎重に行いましょう。

タイヤの性能にこだわってタイヤを選ぶのも一つの方法です。その方法には、車種専用のタイヤを選んだり、タイヤの各性能で選んだりする方法があります。下に主な性能に対応するおすすめタイヤを紹介しておきます。

• SUV専用：オープンカントリーシリーズ・プロクセス（Sport SUV・STⅢ）
• スポーティー専用：プロクセス（TR1・R1R・R888R Drift）
• ミニバン専用：トランパス（LuⅡ）
• 軽自動車専用：トランパス（LuK）
• 低燃費重視：ナノエナジーシリーズ、トランパスシリーズ、SD-7
• ウェット性能重視：プロクセス（Sport）、トランパス（mp7）
• 静粛性重視：プロクセス（C1S・ CF2）

タイヤについてあまり詳しくない方はオートバックスなどのカー用品販売店・車販売店・タイヤ専門店・自動車整備工場などでの購入がおすすめです。いろいろな相談をしながら最適なタイヤ選びができます。中にはTOYOタイヤの取り扱いのない店もありますので確認しておきましょう。

誰かに相談しなくてもタイヤを選べる方は、ネット通販が安く購入できます。直営店で購入する場合は取り付けサービスを利用するとスムーズです。Amazon でも取り付けサービス対応のタイヤが販売されています。Amazon の場合、バルブ交換や廃タイヤ処分費用は含まれていません。

タイヤの側面にそのタイヤの製造時期が分かる「セリアル記号」が記されています。タイヤメーカーによって表記方法が違いますが、TOYOタイヤの場合「AB CD EFG 12 22」などと表示されています。この表記の意味は下のようになっています。

• AB：工場コード（ABは仙台工場、他アメリカ・中国・マレーシアで製造しています）
• CD：サイズコード（タイヤメーカー共通）
• EFG：設計コード（メーカー独自）
• 12：製造週（この場合第12週に製造）
• 22：製造年（この場合2022年に製造）

タイヤの外径は変えずにリム径を大きくするのを、インチアップと言います。インチアップでタイヤのゴム部分の高さが低くなり、グリップ力やタイヤ剛性の向上・クルマの運動性能のアップなどのメリットがある一方、路面の凸凹の影響を受けやすくなります。

また、外径以外に荷重指数を合わせる必要もあるので、専門の方との相談をおすすめします。

冬季にスタッドレスタイヤと付け替える方はノーマルタイヤを保管する必要があります。保管時の注意点をあげておきます。基本的な注意点は「ゴムの劣化」と「タイヤの形の崩れ」です。

1. 汚れを落とし、乾燥した状態で保管する
2. 直射日光や雨に当たらない場所に保管する
3. ホイール付きの場合は、適正空気圧の1/2程度にする
4.  タイヤのみの平積みは、定期的に配置換えをする
5. 直接床に置かず、ベニヤや段ボール等の上に置く

トレッドパターン（溝や切り込み）が左右対称のタイヤは、特に決まりはありません。しかし、非対称のものや回転方向の指定があるタイヤもあります。非対称のものにはOUTSIDE・INSIDEの表示があり、それに従って取り付けます。回転方向に指定のあるタイヤには、回転方向を示す表示がされています。

パンクして空気圧が0になった時でも一定内の速度で一定距離走れるタイヤがあり「ランフラットタイヤ」と呼ばれています。TOYOタイヤでは「PROXES R33 TRF」がありましたが、現在は製造されていません。どうしてもランフラットがいい方はピレリ・ブリジストン・ミシュランなどからも発売されています。

夏タイヤとスタッドレスタイヤの寿命の目安が少し違います。夏タイヤの寿命は、残りの溝の深さが1.6mmになるとスリップサインがでて、交換しなければなりません。また、溝の残りが4mm以下が交換の目安です。たとえ、溝が4mm以下になってなくても、5年以上使った場合は交換するのをおすすめします。

スタッドレスタイヤの寿命も夏タイヤと同様に、残りの溝の深さ1.6mmで交換しなければなりません。さらに、スタッドレスタイヤは新品の状態から50％の摩耗が寿命の目安になります。50％摩耗した目印のプラットホームがあるので、定期的にチェックしましょう。

比較的安い価格で高品質なタイヤが購入できるのがTOYOタイヤです。ラインナップも豊富ですので愛車を最も生かし、乗る人の気持ちに寄り添ったタイヤがきっと見つかります。お気に入りのTOYOタイヤを着装して、安心・安全なドライブを楽しみましょう。

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